中学校 1年 社会 アメリカ合衆国を調べる(2)
地理的分野の授業は生徒にいかに臨場感をもたせるかということが大事なポイントとなる。その点、写真資料には説得力が有る。しかし、本時のコンテンツの使い方は教師の説明や生徒の発言を教師が検証・確認するだけの使い方で終わっている。生徒に課題意識を持たせたり、一面的な生徒の思考を拡張したり深化させる反応教材としての使用方法にまで行き着かず、平板な授業展開・教師主導の授業展開に終始してしまった。
アメリカ各地の農業の様子を静止画で見せた。この種の教材提示はデジタルコンテンツが唯一のものでなく、スライドや写真集でも可能である。プロジェクターでもスライド映写機でもさほど変わらない。大切なことは教材の質である。各種機関のホームページを検索し、質の高い教材探しに努めたが帯に短し、襷に長しであった。また、「これは」と思った素材に遭遇しても、教材化のための加工や編集作業が思うように行かず苦労した。