【1】問題提示
問題: 立方体の展開図は何通りあるか調べよう。
【2】課題を解決させる。
*困っている子どもには、デジタルコンテンツを用いて支援する。
【3】それぞれの展開図を発表させる。
*展開図を考える際に工夫した点を確認していく。
【4】立方体の展開図についてまとめる。
・立方体の展開図は全部で11通りある。
支援の場面で本コンテンツを使用したが、思いのほか支援を必要とする児童は少なかった。(1〜2名)ただし、コンテンツを見ていた児童からは集中して話を聞く様子が見られた。解決へのヒントにもなった。
何種類展開図があるか確認する際に、すべての展開図を図示できるコンテンツを活用したが、通常以上によく話を聞いていた。ただ、実際に組み立てられるか、もう1つのコンテンツを使用して確認しようとしたが、児童から「確認したい」という声が上がらず使用しなかった。
少人数授業として、発展的な課題を扱う中でデジタルコンテンツを用いて授業の狙いに迫ろうとしたが、様々な点で課題の残る授業であった。
第1に支援である。デジコンを用いて支援しようとしたが、予想に反して支援を必要とする児童が少なかった。これは課題の立て方や支援する適切な場面を設定できなかったことが大きな原因であると考える。
第2に発表の場面でのデジタルコンテンツの用い方である。展開図を検証する際、授業の展開上、展開図から立方体を組み立てる場面を子どもに示すことができなかった。展開図から立方体が組み立てられるイメージを全ての児童がつかめたか疑問である。
また、11種類の立方体の展開図を見つけるだけで終わるのではなく、発見する際の工夫(展開図を分類して足りない物を探し出す、1・2枚の面を動かすことにより新しい展開図を発見する。等)について十分に取り上げることができなかった。
まだまだ改善の余地がある授業であった。