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小学校 5年 国語 ニュースを伝える

指導案
授業概要

メディアによる表現の違いを知る授業である。

最近のニュースの中から児童にも分かりやすいものを取り上げる。 今回は用水路に浮いていたお金というニュースを扱った。

新聞記事、新聞社のサイトのニュース、テレビのニュース番組を比較し、 それぞれの特徴や違いについて話し合った。

今回の授業で活用したデジタルコンテンツ
今回の授業におけるデジタルコンテンツの活用

YOMIURI ON-LINEから、テレビのニュースで放送されたもので、 児童にも分かりやすい記事を取り上げ、サイトの画面を提示した。

児童・生徒の反応

VTR、コンピュータの画面、新聞記事と、3つのメディアを使うことで、 児童はニュースの内容だけでなくそれぞれのメディアの違いについて興味を持つことができた。

また、内容について表現を比較する際には、それぞれを印刷して、並べて比較させたため、 文章やレイアウトなどについても具体的に考えることができた。 画面だけでなく、じっくりと比較できる印刷物を用意することが肝要である。

授業を終えて

インターネットのニュースは、まだ児童はそれほど目にしたことはない。 しかし、様々なメディアがあり、その特性を理解してその場に応じて選択する力を育てるためには、 こうした経験も大切であると感じた。授業ではこの後、ニュースの取材を行うことになるが、 VTRを使って動画のニュースを作るのは、取材、編集の時間がかかるばかりか、機材の種類や数といった問題もある。それに比べれば、コンピュータを使ってニュースの記事を作ることは、はるかに簡便で、また、新聞よりも広く公開することが可能である。情報入手の手段だけでなく、 表現方法の選択の一つとして、国語という教科の中でコンピュータを効果的に活用できる授業ではないかと考える。