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小学校 4年 国語 自分で選んで 「ごんぎつね」

指導案
授業概要

「ごんぎつね」の第3時間目の授業である。 本時より場面毎に読み進めていく。第1場面を読み、 「ごんぎつね新聞」作りを通して、ごんの状況設定、人物像を読んだ。 新聞作りに入る前に、まず第1場面を教師が読んだ。 その際、コンテンツを活用して、 状況設定や人物像を読むのに意味の理解が必要と思われる語句について補説を行った。 その後、児童が各々第1場面を読みながら、「ごんぎつね新聞」作りの作業を行った。

授業の終わりに、第1場面から読み取ったごんの人物像について発表し、交流した。

今回の授業で活用したデジタルコンテンツ
今回の授業におけるデジタルコンテンツの活用

「ごんぎつね」の話について、語句の解説が載っている。 解説は、言葉による説明だけではなく、図や写真等で示してある。

それらを見ながら、第1場面の状況設定のイメージをつかみやすくしようとした。

児童・生徒の反応

言葉だけの辞書的な説明ではなく、写真や図もあったので、 語句からのイメージをそれなりにもつことができたものもあったように思う。 児童の中には、教科書やノートに意味を書き写している子もいた。 「ごんぎつね新聞」作りの際も、コンテンツで見たことが絵に生かされているものもあった。

授業を終えて

事前にパソコン画面のスクリーンへの映り具合を確認していたのだが、 昼間の明るさの中では、どうやっても画面が見づらかった。 普通教室でも暗幕を常備しておく必要性を感じた。

言葉の意味は辞書的に知っていても、 文脈の中で理解できていないと読解は難しい。 その点、本コンテンツは、文脈に沿って語句の解説が写真等で示してあるので、 読み進めながら語句の意味を確認することができる。

第1場面でごんの人物像をとらえるためには、 手がかりになる言葉をもっとつっこんで解釈しても良かったが、 児童が作った「ごんぎつね新聞」を見ると、 コンテンツで示したことが押さえられてもいたので、 状況設定や人物像のイメージは児童なりにもてていたようである。 児童は、叙述を基に想像しながら、ごんの人物像を言葉や絵で表すことができていたように思う。