「体を守る仕組み」の第4時間目の授業である。 前時で、わたしたちの体には、病気の原因になる微生物が入ってきても、 自分で自分を守る仕組みがあることを学習した。
それを受けて本時は、体を守る仕組みのうち、 病気の原因となる微生物を入り込ませない仕組み(皮ふ、なみだ、せん毛)の働きについて、 まとめていく。まず、段落ごとにそれぞれの働きをノートにまとめていき、 その後、コンテンツを活用して、皮膚、涙の働きについて理解を深める。 せん毛については、画像を提示し、教科書の説明からだけでなく、 視覚的に理解できるようにした。
クイズ形式であるため、児童は楽しんで取り組んでいた。 ただ、内容は、習っていない難しい言葉が多かったためか、 言葉の意味の理解までは、こちらが補説をしても、不十分な児童が多かった。
また、せん毛については何も知識としてもっていなかったため、 映し出された画像を見て、驚きの声があがっていた。
教科書に記載されている皮膚や涙の働きについて、 さらに興味をもたせることもねらい取り組んだが、 児童は教科書を離れて、クイズを楽しんでしまった感がある。 教科書に記載されていた内容に関する問題まで間違えた児童が多かったことは、 こちらがもっと教科書との関連を図るべきであった。
せん毛に関しては、教科書の脚注だけではイメージがつかめないと思い、 画像を提示したが、インパクトが強かったようである。 せん毛そのものよりも、その画像をどうやって撮ったか等、 授業内容とは直接関係ないことに興味を示す児童も数名いた。
(せん毛の画像に関しては、NHKの健康ホームページにあったもので、 画像が含まれているページには許可なく転載を禁ずるとありました。 こちらの確認不十分で申し訳ありませんでした。 この報告書を作成しているときに、再度コンテンツの確認をしていて気がつきました。)