• 焼け野原を歩く親子の写真から終戦当時の人々の心情を想像し，吹き出しに書く。
• 終戦から２０年後のできごとである東京五輪のポスターを　見て，何のポスターかを予想する。
• 東京オリンピックの競技や参加国，オリンピックに伴う町の変化などについて，提示したＨＰを活用して調べ，分かったことを学習シートに書く （ＪＯＣ−日本オリンピック委員会のＨＰを活用する。）
• 分かったことを発表し合うと共に，「焼け跡を歩く親子が東京五輪を見たらどのように感じるか」を想像し，学習シートに書く。

• ＪＯＣ−日本オリンピック委員会のＨＰ
  http://www.joc.or.jp/index.asp
• 昭和館のＨＰ
  http://www.showakan.go.jp

［利用計画］

• ＪＯＣ−日本オリンピック委員会のＨＰを活用して，東京五輪についての調べ学習ができるようにする。
• 戦時中，戦後の復興という二つの学習でも活用した，昭和館ＨＰの写真（「焼け野原を歩く親子」の写真）を活用する。

［利用趣旨］

• ＪＯＣ−日本オリンピック委員会のＨＰは，教師側からの学習の方向付けとして提示できるだけでなく，子どもが調べ学習にも活用できるため，授業で利用することにした。

東京オリンピックを戦争体験者の目から見せるように学習展開を工夫した結果， 「戦争でくらかったけれど，オリンピックで日本が明るくなった」「こん名大会 が開かれるまでに平和になったんだ」など，戦争直後と昭和３９年を比較した反 応が多く見られた。東京オリンピックを，戦後復興の象徴のようにとらえる反応 もあった。

３時間ほどで実践した授業だったが，オリンピックの概要や戦後の復興をとらえ させることができた。東京五輪について知っている方々にお話を聞くなどの活動 と組み合わせると，もっと理解が深まると思う。