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小学校 3年 社会 小金井のうつりかわり「むかしの道具」

指導案
授業概要

昔の洗濯する道具について考える授業である。教科書では洗濯板とたらいのみ であったが、今回、電気化以前の洗濯機を加え、洗濯する道具の移り変わりに ついて子どもたちに目を向けてほしいと考えた。そこで洗濯板とたらい、洗濯 機を見せ、何する道具か考えさせ、今の洗濯機と比べて違いを調べさせていく。 さらに、どうして洗濯する道具が変わっていったのかを考え、他の道具につい ても調べていこうという関心をもたせたい。

今回の授業で活用したデジタルコンテンツ
今回の授業におけるデジタルコンテンツの活用

電気化以前の洗濯機が今とは違った動かし方をするのを確認するために、動画 を利用した。今の洗濯機とは形こそ似ているものの、洗濯物の洗い方では全く 違ったものであることを知り、子どもたちは洗濯する道具の変化が便利さの追 求によるものだと理解することができたと思う。 今回、利用コンテンツは動画のみであったが、そのほかに、洗濯板やたらいな どのデジタルカメラでの写真を加えることにより、道具の変化を引き立たせる ことができたと思う。

児童・生徒の反応

プロジェクターを使用した授業がはじめてだったため、子どもたちの興味がい つも以上に高まっていた。そのため、発問に対する反応が高く、たくさんの意 見が出てきた。
また、動画を使用したため、子どもたちは実際、道具を動かしたかのように具 体的なイメージをもって考え、発言することができていた。

授業を終えて

電気化以前の洗濯機については扱わなくてもよい教材であるが、洗濯する道 具が変わらなければならなかった理由に着目させるには効果的であったと思 う。また、移り変わりを知ることにより今の身近な道具とのつながりを深く知 ることが出来たと思う。授業後、動画で用いた洗濯機が江戸東京たてもの園で 見つかったことを知らせてくれた子どもや本で同じものを見つけてきてくれた 子どももいた。